2008年12月23日

ドイツでは来年の経済成長率がマイナス3%になるという予測が出ています。これまでドイツの最悪の景気後退は1975年で、マイナス1%でした。

そう考えますと、今回の景気後退は1949年のドイツ建国以来最悪のものになる可能性があるのです。

バイエルン州立銀行、ザクセン州立銀行、ドイツ産業銀行、ヒュポ・リアル・エステートなどドイツでは安定企業と考えられていた金融機関が、国の公的資金注入なしには、倒産するところでした。

バイエルン州立銀行だけでも3兆6000億円の金をつぎ込まなければ倒産してしまうのです。

さらに政府が国民に対して「個人預金の全額保証」を約束しましたが、このような事態は、戦後一度もありませんでした。なんとなく暗い年の瀬です。